IHクッキングヒータのカピカピ
うちはIHクッキングヒータである。
ガスコンロで五徳に焦げ付いたコゲコゲと戦っていたことを思えば、何とお手入れが簡単なんだろうとしばらくは思っていた。
が。
ガラストップに張り付いたカピカピも、なかなかどうして強敵ですわ。
なんか、爬虫類の肌みたいでキモい。
こいつとの戦闘方法をネットで調べてみると、
●丸めたサランラップやアルミホイルでこする
●重曹でなんとかする
●アクリルたわしが良い
など色々出てくる。
みんなそれぞれの戦いを繰り広げている。
私は私の正義のために戦わねば・・・!
一通り出てきた方法を試してみるが、うちのエネミーはかなりポテンシャルが高い。
うーむ。どうしたものか。
そしてさらに検索して出てきた方法。
「十円玉で削る」
え?マジで?
スクラッチカードじゃねんだし。
ガラストップに傷つかない?
しかし、もう撃てる玉は撃ち尽くした。
このまま座して死を待つのは軍人のすることではない。
そもそも傷つくことを恐れていては何も手に入らん!!
天は自ら助くるものを助くのだ!
ということで、財布からありったけの十円玉を出す。
ゴリゴリゴリゴリ…。
ゴリゴリゴリゴリ…。
なんて地味な作業なんだ。
そして・・・!
おぉ・・・!
死ぬほど頑固だったサメ肌的なやつが、つやつやに・・・!
すげくね?
誰よ?これ考えたやつ。
どっから十円玉で削るとかいう発想が出てくんの?
天才か?
そして、
果敢に戦ってくれた十円玉の削られカス…(大部分は焦げカス)
輝く未来を手に入れたIHクッキングヒーター。
そしてあまりに過酷な作業にすっかり痛んでしまった私の手と腕(と十円玉達)
てか、これ十円玉じゃないとダメなの?
五円玉じゃダメなの?
素材が銅じゃないといけないとか、そういうことがあるのかな?
「十円玉」という情報を盲信して一ミリも疑わずにここまでやってしまったが。
次回への宿題だな。「五円玉でも掃除は可能なのか」