青い鳥がまさかこんなところに…。vol.1
「海の男達の歌」(作曲:ロバート・W・スミス【Robert W. Smith】)という曲がある。
この曲に使われている打楽器は実に多彩で、
「海の男が船を係留するときに使うアンカーの音」を表現するのに
ぶっといチェーンを使ったり、
「鯨の鳴き声」を表現するために竹串にスーパーボールを刺して
ティンパニーの打面をこすったりする。
とかく打楽器にキワモノを使わせたがる曲は多いが、
この曲はなかなか振り切っている。
チェーンはカインズホームで1mあたり380円のものを買ったので解決。
竹串とスーパーボールは100均で買ったので解決。
残るは…。
「オーシャンドラム」
【「オーシャンドラム」製作 前編】
【参考】
(Yahoo!ショッピングで4,110円)
中に入っているツブツブをころがして、波の音を表現しよう、という楽器である。
これも100均などで材料をそろえれば自作できるのでは?
そして自作すれば、デコったりしてオーシャン感を出せるのでは?
ということで、材料探しをしてみることに。
チルチルミチル、私のオーシャンドラムの材料はどこ?
●100均編●----------------------------------------------------------------------------------
中身はBB弾にするから、すぐに買えるとして、問題は外枠だ。
丸い箱は見つかったけれど15cmくらいしかない。
ダメだダメだ!
もっと大きくないと壮大な波の音にはならない!
次に観葉植物の下に置く受け皿を見つける。
これは30cmくらいあったけど、1枚を底、1枚を蓋として重ねた時に
ものすごく不安定。
ダメだダメだ!
これじゃ演奏中に崩壊してBB弾の雨が降ってしまう!
●ネットで他人様のお知恵を拝借編●-----------------------------------------------------
検索してみるとやはり自作している人は多いようで、
プラのファイルケースにBB弾を入れたり、
高さを低くしたダンボールにBB弾を入れたりしている。
でもなー。
形は丸がいいんだよ。
絶対丸くしたいんだよ。
そこは譲れないんだよ。
その中で、いいな、と思ったのが
スネアヘッド(太鼓の皮の部分)を2枚重ねて、その隙間にBB弾を入れるというアイディア。
これなら丸くできる。
そして、どうせならデカいほうがいいから、ティンパニヘッドでやったらどうだろう?
早速中古楽器屋に電話して、中古ティンパニヘッドのお値段を聞いてみる。
「1,000円くらいからですかねー」
なるほど。
それくらいならば、底用と蓋用、2枚買っても2,000円。
買うよりは安い。
しかし、デコってオーシャン感を出すのは難しそうだ。
あんなツルツルしたプラスチックにペンキは塗れねーだろ。
しかし、楽器としては成立しそうなので、これは一つの案としてありだな。
うーむ。
しかし、なんだな。
これは私が作りたいものではなさそうだ。
もう少し検討の余地がある。
青い鳥がまさかこんなところにに…。vol2 へつづく。